矯正中の食事について

エルズデンタルオフィス

2024年03月19日 19:25

こんにちは
歯科衛生士の横田です。

今回は、前回の「矯正中の痛み」に続いて気になる
「矯正中の食事」についてお話しさせていただきます。


ワイヤー矯正の治療期間中は基本的に、食べてはいけないものはありませんが
食生活にある程度の制限が生じます。
食べ物や飲み物によっては、ワイヤーやブラケットなどの矯正装置が
着色したり、破損する原因となるためです。


複雑な形状の矯正装置には食べ物が挟まりやすく
食べにくさや痛さに困ることがあります



長い矯正期間で、毎日の食事を何不自由なく摂るということは
少々難しいかもしれませんが、ちょっと工夫することで
おいしく食べるための方法はさまざまあるのでご紹介致します。




まず矯正中は歯に負担がかからない食べ物がおすすめです。
例えば、

■ おかゆ
■ 柔らかいパン
■ 柔らかい麺類
■ 豆腐料理
■ 卵料理
■ ひき肉料理
■ 柔らかいフルーツ

などです。
簡単に説明します

おかゆ
おかゆは柔らかい食べ物の代表格です。お湯の量やお米の量によって
柔らかさを調節できるところがおすすめポイントです。

柔らかいパン
パンも種類が豊富で食べていて飽きない特徴があり、硬いパンでも
スープに浸して食べたり、細かくちぎってたべたりすることもできるので
おすすめ食材のひとつです。

柔らかい麺類
麺類はほかの食材に比べて噛む必要が少ないので食べやすいです。
ただ、そうめんのような細い麺は矯正器具に挟まる可能性が高いので、
うどんやきしめんなど比較的太めの麺を選ぶとよいです。

豆腐料理
豆腐も柔らかいので、おすすめです。
冷やっこやゆし豆腐、豆腐チャンプルーのような食べ方から
中華料理やすき焼きなどバリエーションが多くいろいろな料理に合わせられます。

卵料理
目玉焼きや卵焼き、スクランブルエッグなど卵料理もバリエーションがあり
柔らかくたべられる食材です。矯正中は大豆や小麦など、炭水化物の方が
柔らかく食べやすいので摂取しがちです。たまごのたんぱく質は貴重なので
毎日食べてもよいでしょう。

ひき肉料理
ステーキやとんかつなどは嚙み切る必要があるため、歯への負担が避けられませんが、
ひき肉からつくるハンバーグや、鶏団子、ミートボールは自分で調理する際に水分量を
調整することで柔らかさを調節できます。

柔らかいフルーツ
バナナやマンゴー、白桃、ミカンなどは柔らかく、ビタミンも摂れるのでおすすめです。
フルーツは、ゼリーやヨーグルトなどと合わせて食べることもできるので、缶詰めの
フルーツなど常備しておくのもおすすめです。



先日、前期矯正(子ども歯の時期の矯正)をスタートされた親御さまから
「どんなご飯をあげたら良いのか分からず戸惑ってます」とお話があり
とても心配されている様子でした。
初めは皆さん不安になりますよね。よく分かります


歯列矯正中はどうしても歯への負担を意識するため、制限が多くなってしまいます。
でも、出来るだけ小さくしてから口に入れたり、じっくりと煮込んだり、
ミキサーでスムージーにするなど一工夫するだけで負担をかけずに
おいしく食べられたりします


なので今回紹介した食材を参考に
矯正期間中も、おいしく楽しく食事が摂れるように
なっていただきたいです





医療法人 志尚会
L’s Dental Office

〒901-2224
沖縄県宜野湾市真志喜5丁目1番5号
L’s Credo Bldg 3F
(098)988-4707
http://lifedentalclinic.jp/


関連記事